当社では、自社ブランドのユニフォームのほか、警備業界向けの備品も取り扱い、お客様に販売しています。備品の種類は多種多様ですが、例えば、道路工事の警備員さんが持つ誘導灯や、安全に夜間警備をするための反射材のついたベストなどがその一例です。私はマーケティング課の一員として、この備品関連の仕入れ管理、商品の新規開発をメインで担当しています。

私が仕事をする上で大切にしているのは、「興味」を持つことです。お客様のニーズに合った商品を提供するためにも、展示会に行って取引先の方々とお話をしたり、市場調査のために店舗を回って幅広い商品に触れてみたりして、アイデアが湧く瞬間を作り出すようにしています。また、新商品の開発時には、さまざまなシチュエーションを想定して、価格や販売ルール、取り扱い説明書の表示などを検討していきます。ゼロから新しいものを生み出していく仕事なので、やりがいは大きいですね。

取引先の方々が当社に来社して商談をすることもありますが、私はできる限り仕入れ先の生産現場にも足を運び、情報を収集することを心がけています。中国の工場で生産をしている取引先も多いので、現地の視察にも行かせていただいていますね。国内にいては知り得ないさまざまな情報を知ることができるのも、この仕事の醍醐味だと思います。

以前、新商品開発である特殊な反射材を探していた際に、各取引先に当たって捜索したところ、海外のローカル資材でようやく見つかりました。その素材を実際に確認したところ、私たちが求めていた以上に性能が高く、すぐに商品化に取りかかりました。当社業界では見られず、お客様要望のあった反射材なので、今徐々に人気が出始めています。この素材との偶然の出会いも、自分が興味を持って行動し、人と人とのつながりを大切にしてきたからこそ得られた成果だと感じています。

警備服業界は、流行に左右される一般のアパレル業界に比べ、大きな変化があまり見れませんでしたが、近年では、デザイン性や機能性を高めたユニフォームも数多く登場しており、当社でも新商品の開発に積極的に取り組み始めています。今後は、ニーズありきで動くのではなく、自分たちで潜在的なニーズを掘り起こし、新しい商品を開発していきたいですね。そのためには、部署の垣根を超えて新商品の展開を考えることが大事だと考えています。また、商品を発売する意義を自社の社員に理解してもらうための取り組みにも力を入れていきたいです。

当社は、同僚や上司だけではなく社長ともフレンドリーに話せる風通しの良い会社です。私も採用面接の時から、自分の思ったことを普段通りに話せて、自然と笑顔になれる温かな雰囲気に魅力を感じていました。アイデアや好奇心が存分に活かせる環境なので、ぜひ仕事を楽しめる人に来てほしいです。